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2006'02.28.Tue

「Kiss Me You」

Air studio+*pnish*プロデュース
「Kiss Me You ~がんばったシンプー達へ」
2006年2月18日(土)~26日(日)
全労済ホール/スペース・ゼロ
特攻隊の男達と、それにまつわる女達の話。最初は「観てみたいなー」くらいだったけど、栄治さんの日記を読んでどうしても観たいと言うか観なきゃいけない気がしたので行って来ました。

あらすじ見た感じではシリアス寄りかと思ってたら、予想以上に笑いどころの多い芝居でした。特に前半。初っ端からあんなに下ネタ連続だとは思ってなかった(笑)客席の9割以上が女性という状況であれやって、しかも笑いが起きてるって凄いなーと思いつつ私も笑ってました。

ランニングしながら武村がさっちゃんを好きだって話をしてるシーンが可笑しくて好き。津田少尉、爽やか天然でいじられキャラなとこが可愛いよ。

特攻に行ってくれって言われるシーン、行く5人が客席に背中を向けて並んでいて、背中だけで表情が見えないっていうのが凄くいいと思いました。あそこで「徴兵なのに」ってモノローグが入ったのが衝撃だった。そりゃそうだよね。死にたくないよね。職業軍人と徴兵の温度差という観点から特攻を考えた事がなかったので、これから掘り下げてみるつもりです。

行った5人もそれぞれ辛いしそれを見送る女達も辛いんだけど、一番ぐっときたのは小隊長でした。一緒に行く事すらできないって物凄くしんどいと思う。

タイトルにも入ってるんですが、最後に男性陣が「頑張れ」って連発するのが辛かった。元々「頑張れ」って言葉が好きじゃないからかもしれないけど。何か物凄く無責任な気がするんですよね。鬱病の人に「頑張れ」って言っちゃいけないってよく言うけど、どんな人にとっても「頑張れ」が重い時ってあると思う。だからこそ「ね、がんばるよ」(KinKi Kids)の「君が言う"がんばって"を ひねくれず受け止められる 大きな人でいるよう がんばるよ」ってフレーズは好きですが。言ってる方に全然悪気はないって事はわかってるから自分が言われて嫌な気がする事はないんだけど、やっぱりちょっと引っ掛かりました。

一番最後に実際の映像が流れて、それがまたもうぼろ泣き。行く人たちの笑顔もそうなんだけど、当然突っ込む前に撃墜されちゃう人もいるわけですよ。敵艦に突っ込んで死ねるのはまだ幸せなんだ、それ以前に散っていった人達が沢山いるんだって思うと涙が止まりませんでした。

全編通してサザンが使ってあって、それが物凄くぴったりで良かった。確かに、これはサザンだ。あの爽やかさと切なさと軽さと強さの絶妙なバランスが完璧だったと思います。他のバンドじゃあれは出ない。

鑑賞で泣く時って誰かに感情移入してる事が多いんですけど、今回は旅立つ側と残される側どっちにも入ってました。自分が大事な人を置いて行かなきゃいけないとしたらどうするだろうとか、自分の大事な人が行ってしまうんだったら私は何を言えるだろうとか。私は「武家の女」とか「軍人の妻」みたいなしっかりきっぱりした女の人に物凄く憧れがあるので、涙一つ見せずに「おめでとうございます。いってらっしゃいませ」って美しくお辞儀ができるのが理想だけど、現実はそうはいかないわなぁ。

さっちゃんは可愛くて優しいだけの控えめな子かと思ったらそうじゃなくて、結構積極的だったりこっそりガッツポーズしたり、いざと言う時に強かったりしたのが良かった。好きでした。

津田さんの奥さんの登場シーンは、もうちょっとテンション抑えても良かったんじゃないかと思います。皆で首傾げるやつは良かったんだけど、ちょっと笑いに走り過ぎのような。憧れの津田さんの奥さんなんだから、もっと非の打ち所のない感じの方がさっちゃんのショックも大きいし逆に「敵わない」って思えて諦めもつくのに。そのへんは、脚本が男性だからなのかなーともちらっと思いました。いい男の妻がいい女じゃないと何となくがっかりするのって女の人に多い思考なのかもしれない。今現在恋愛感情ではないけど自分が男だったら好きになるだろう、という意味で好き(友情とはまた別)な女の子の彼氏が大した男じゃなくても、何で付き合ってるんだろうと思うだけで別にがっかりはしないからなぁ。あ、これはあくまでも登場シーンについての感想なんで、その後は良かったと思ってますよ。軍人の妻らしくしっかりしてたし。

津田少尉は、全然好きなタイプじゃないんだけど格好良かった!あんな爽やかで優しい男前、現実にいても絶対好きにはならないけどめちゃめちゃ格好良かった。そして可愛かった。最後戸惑いつつ武村式体操やってるとことか凄い可愛いの。微妙に幸薄いと言うか、いじられキャラだったのも良かったです(笑)

どうしても栄治さんと郷本さんに目が行くのは、私が見慣れてる(DVDでね)のが2人だけだからなのかやっぱり好みの役者だからなのか。栄治さんは凄く身体が厚い!脱いでたりタンクトップだったりするので余計目立ってたんですが、凄かった。郷本さんは身体が物凄い綺麗。身長あるし綺麗に筋肉ついてるし、手足長いのにバランス良くて美しかったー。特に後ろ向いて立ってる時の背中がしっかり逆三角で見惚れました。勿論演技が一番大事なんだけど、役者(特に舞台に立つ人)にとって身体が美しいというのは本当に武器になるよなぁとしみじみ思います。

戦争物が好きと言うと語弊があるかもしれないんですが、「戦争」「特攻」は元々関心のあるテーマです。政治的にどうとかって言うよりは、戦争を生きた人の精神に凄く興味がある。(多分、林檎にここまで入れ込んでる原因の一つはそれ)勿論戦争を肯定してるわけじゃないけど、戦争も武器もない平和な世の中なんて幻想だと私は思ってます。だからこそ過去を全否定するんじゃなくて、どう受け止めるかが大事なんじゃないかと。芝居は確かに作り話だけど、観て、泣いて、感じた事を抱えてこれからも考えていきたいです。順番考えたら、次あたっくが良かったなぁ。
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